2011年 01月 30日

青い弧へ

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ブログ「月ノ宮」と、「柳と、旅」は今回で終了し、


「青い弧」と一緒になります。


思いついた事をひとつにまとめて書こうと思います。


ホームページもリニューアルしています。


もう少しお待ちください。



ふたつのブログはしばらくこのまま残しますので、


ご興味のある方はゆっくり読んでいただけたらうれしいです。
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# by doubaru | 2011-01-30 03:32
2010年 10月 13日

新作

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立体や、半立体に取り組んでいる。

この作品は、LANTANAさんに依頼して型をつくるところから始めたもの。
真鍮を流し込みし、塗装着色をしているのだが、平面図として描いたスケッチそのままのように
浮かせた作品の影が背面に映る。
真鍮の草花と真鍮の機械、そして泥大島の糸を張り巡らせた線の事柄。


ほんのわずかな、か弱い機械を閉じ込めています。


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# by doubaru | 2010-10-13 09:23
2010年 09月 02日

北海道へ

長い夏休みでした。
でもあちこちから沖縄へ遊びにきてくれたので賑やかであっという間!

そろそろ旅立ちます。函館と、大樹へ。




梅原龍個展「私的な花」

ギャラリー村岡
2010.9.9(木)ー 9.14(火)
10:00 - 19:00 最終日18:00まで
函館市元町2-7
0138 -27-2961

同時開催 fiore-tomoco wire art jewelry展
作家二人によるギャラリートーク9/11 16:00〜(無料)

布絵ワークショップ 9/13 10:00〜 約2時間 1500円
道具、布は用意してあります。定員5名要予約



梅原龍個展「 森にひそむ記述 」

インカルシペ
2010年9月19日(日)20日(月)
10:00 ー 18:00
北海道広尾郡大樹町萠和
01558-6-3824



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# by doubaru | 2010-09-02 14:40
2010年 06月 27日

植物のかたち

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パリの大きな公園。
博物館が二つあり、植物園があり、動物園もある。
なのにとても自然で大人の景色だ。こんな言い方おかしいかな?
つまりこの旅で何処へ行っても大人の匂いのする空間なのだ。

ガーデニングも見事だった。
どの植物もごくさりげなく、それで穏やかに主張する。
その庭園にちいさなメリーゴーラウンドがある。
回転木馬が好きであちこちを旅して見つけた。
この庭のものは変わっていて、カメやライオン、キリンも回る。
子どもたちは手を振る、大人はそれに応える。
何処も同じ眺め。

今年に入って植物の絵を描くようになった。
細い蔓、小さな葉、細やかな花。
そういうのを見つめる楽しみ。
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# by doubaru | 2010-06-27 16:17
2010年 06月 17日

見つける


ヨーロッパを旅しています。
もうすぐ三週間。いや、もう帰らないとね。楽風の作品をつくらなくて
は・・
でも、この旅は新しい作品世界の探求でもある。昨年末からの変化に戸惑
いながらも先に進もうと決めて、半年が経つ。新しい作風を求めているの
ではない。新しい作品を作りたいのだ。
ものを作ったり考えたりする時、人はどうやって自分自身の視野を広げる
のだろうか?自身の視野といえば内面を顧みるしかない。果たして内部に
新感覚はあるのだろうか。


まぁ、そんな事ばかり考えずに旅に行こうと思い立ったのが今回なんだ。
ヨーロッパに行くにあたっては、最初エストニアという候補もあった。
エストニアへ行くために、スウェーデンに寄るとか、いやいやモスクワに
も行けるみたいだとか思いは膨らんだ。
まあしかし夏の前だ。
パリ行きは決めていたし、アムステルダムへも行きたい。
そうしてると、長年世話になっているチケット屋のおばさんから「イスタ
ンブールも経由できますよ?」と言われた。
イスタンブール!
嗚呼、ずっと行きたかったところ。
じゃあそこへ三泊。
うーん、いま考えると迂闊だった。もっと居れば良かったんだ。飯は美味
いし町は魅力的だ、しかもトルコ国内にも面白いところは山ほどある。

それでヨーロッパ三週間はほぼ決まった。


何を見つけるのか、


ここに結論は出ない。
旅が終わってないから?

否、そうではない。
旅は永遠と続くように探求も続くと決まっているからだ。



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人の手によって作られ、人の手によって荒れ果てたものたちの美しさ。




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ものを作るための道具を作る人がいると思う、その遠い道のりを見る。





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古いものが愛され、新しいものを軽やかに取り入れていく、成熟した国た
ち。

太陽を、酒を、暮らしを、音楽を

恋愛を、カフェを、旅や人生を

昨日オランダのゴーダという町で、たくさんの老人を見た。
青いストライプのシャツに半ズボンの爺さんが嫁さんと手を繋いで歩いて
いく。白シャツに黒コートの白髭が自転車で駆け抜けていった。
真っ赤なセーターのお婆さんが美しい顔で買い物帰りの自転車に乗る。

生きる限り、人生を楽しめたら良いなと、思った。
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# by doubaru | 2010-06-17 18:04
2010年 03月 26日

この旅の食べもの


あちこちで美味しいものを食べてきた。
ほんとにいろんな美味しいもの。
岐阜では鮎を食べた。
会場のすぐ近くに鵜飼舟の乗り場があり、そこから古い町並み、材木町が連なって宿や店がちらほらとあります。
その中にある鮎料理のお店はすごかったなぁ。

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日本酒と、鮎の夜。




ある日の夜は天麩羅だった。
ウドやふきのとう、山菜が春を感じさせてくれた。

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少し食べちゃってからの写真だけど、春もうすぐの夜。




すごく寒い夜に、おいしい蕎麦があるというので行ってみた。
冷やしたぬき蕎麦ダブル。

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冷たくて量も多かったけど、これも思い出の夜。




バジルソースのラザニアの昼ごはん。

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赤いウィンナーの夜。

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温泉上がりの田舎蕎麦、しみじみするなぁ。

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旅はつづく。
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# by doubaru | 2010-03-26 05:36
2010年 03月 01日

イメージ

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今年に入ってから作品の方向性がどんどん変わっているのだけれど、
何が変わったかと言えば、今まで目で見たものをスケッチしたりそこから抽出したりするという取り組みが全く無かったのに、今は写真もスケッチもたくさんやるようになった。

だから構図がより平面から立体的なものになっていると思う。
脳内で考えているものは色や素材の重ねで、2次元に限りなく近い思考だったのに対し、距離をあらかじめ考えて想像していく方法がまるで違ってきている。

今の制作に於いてのそれは「線」だ。
上図のように電線が見える。電線は空間を切り取る境界ラインではなく、あるのに区切らない存在そのもので、それでいてそれ以上の存在にもなり得ないような無意識と意識の狭間みたいなもの。



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そして「蟻」。昆虫には様々な見えないディティールが隠されている。
隠されてはいないのだが認識されていない。いや、見ていないだけなのだ。
日常的に見ないもの。観察しないもの。
落ちた髪の毛。雑草。路傍の石。内部にある骨。
行列の蟻を、集合体としての蟻と認識しても個体として取り扱う事はほとんどない。
駆除するとしても集合体として駆除するから、何匹かの個体が生き残っていても数えたり駆除し直したりしない。
個体として見る。
手足や触角など、部分的デザインとして見る。
これからそこに注目していきたい。



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# by doubaru | 2010-03-01 13:07
2010年 01月 31日

近所の散歩

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世の中にはこんな美しいお昼ごはんがあったんだー!
と、思わせるカフェが近所にあった。
ずっと知ってはいたけれど行った事のなかった店で、きれいなオープンサンド。


少し歩いて行くと村の女性二人でやってるそのお店がある。
静かな庭と、すこしの座席。
「その花はぜんぶ食べられますよ」と教えられて驚いた。
花も野菜も二人で作っているそうだ。

夢のあるカフェを知ってしまった。
また散歩に出よう。
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# by doubaru | 2010-01-31 23:38
2010年 01月 03日

Comme des Garçon

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銀座の個展が終わって、いくつかのギャラリーをまわった。
創作への模索の旅がソウルからずっと続いていた。
現代アート、ARTBOOK、建築、コンテンポラリーダンス
プロダクトデザイン、タイポグラフィーと多岐にわたる旅。

その中で、青山のコムデギャルソンに行った。
高校時代からその刺激はいつもあった。
黒のイメージから、赤のイメージ。赤は黒だと云う。
ファッションのみならずインテリアやアート、シンボリックなイメージまでも打ち出して
強く刺激を受けてきた。
20代の半ばくらいだったか、コムデギャルソンとヨージヤマモトのメンズだけのショーに行った。
コムデギャルソンの用意したメインのモデルはデニス・ホッパーだった。
長い長い道の真ん中で両手を拡げて反対側から歩いてくるジョン・ルーリーを迎えた。


クリスマス後の関西への旅、わずか3日間の旅で神戸の旧外国人居留地に立つ洋館にある
コムデギャルソン神戸に行く。
アンティークなイメージとモダンが折り重なる川久保玲のデザインしたshop。
奇しくもコムデギャルソンを知った10代の終わり頃に傾倒していたイギリスの人形アニメーター
ブラザーズ・クウェイの作品がDMの素材として2009年から使われ始めている。
原点回帰なのか、感覚の融合なのか?



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そしてその夜、
大阪のコムデギャルソンに来ていた。
sixというギャラリーを新設し、つい先日までは草間彌生の作品展もあったという。
大阪はParisと同じく真っ赤な内装。
強烈な赤が町に反応していた。


久しぶりに服を買おうと思ったが、やはり香水にした。


家に帰って一吹きしてみる。
そうやって何かを捜してみた。



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# by doubaru | 2010-01-03 12:41
2009年 12月 18日

獅子の判子

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今回のソウルの旅で見つけた小さな判子。
七宝でできていた。
青いくすみが時代を感じさせた。
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# by doubaru | 2009-12-18 01:47
2009年 10月 03日

皮膚

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アイヌの資料館で動物の革で作ったカヌーを見た。
鹿の皮だろうか?
相当に大きく、三人を乗せる座が用意されている。
最近のカヌーでもこんな長いものもないだろう。
豊かな、堰も護岸もダムもない緩やかな水の流れを思い浮かべてみる。
時として水が氾濫したとしても、水際に家を建てていなければただ水はいずれ引くのだ。
魚と虫と鳥と熊と鹿と、そしてもっともっと多くの水を必要とする生物が水に集まり共生する。
鳥は虫を捕り、熊は魚や木の実を獲り、人は鹿や熊を獲る。
そのバランスを見ながら、体感しながらずっと暮らしてきたそのカタチがその舟にはあった。
動物の皮膚が姿を変え、余すところなく暮らしに根ざす。

さて、自分は何を獲っているだろう?
何を作って、何を暮らしに活かせているんだろうと、舟を見た。
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# by doubaru | 2009-10-03 13:54
2009年 09月 18日

旧市街という響き

函館におります。


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函館山に昇るロープウェイ乗り場近く、
ハリストス正教会、聖ヨハネ教会、カトリック教会に囲まれ
眼下に三万八千枚の瓦屋根の浄土真宗のお東さんの寺が建つ。

ギャラリー村岡は、函館旧市街を活性化させる為に長年尽力された村岡さんの砦である。
書斎に遊びに来た様な、サロンみたいな場所。
教会の屋根を眺めながら昼は珈琲とお喋り、夜は酒と食い物と演奏会で函館を味わっている。


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旧市街は魅力的だ。
市電が町を行く。我らがギャラリーの電停は十字街駅と云い、旧丸井今井百貨店がまちづくりセンターとして現存する。
誰も通らない深夜の建物がライトアップされ夜を幻想的に見せる。
並びには函館一古くから営むレストラン「五島軒」があり、少し行くと煉瓦倉庫街が立ち並び、旧箱館区公会堂が坂の上にそびえ旧イギリス領事館、旧ロシア領事館が今も残る。
そして時々、港の汽笛が聞こえてくる。


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嘗ては造船や交易で大いに稼いだ町。
立ち寄った骨董屋の親爺の話によれば金は枚数ではなく箱で数えたと云う。
その名残りが寂れた裏路地に残っていた。



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遊郭跡である。

この道に、この窓に、この坂道に、
芸者や女郎、太鼓持ちに御大尽が夜な夜な華やかな遊びに賑わっていたのだろうと、伸びた柳を眺めながら想像してみた。



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それじゃ、俺も負けてはらんないっしょー
と、夜の町に繰り出した。
十字街電停から揺られ新市街、五稜郭方面へ。


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焼酎のバーである。


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赤ホヤである。


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新聞紙にくるまれたどこぞの焼酎を呑みながら、マスターと昔話をする。





さて何杯呑んだ事か・・
タクシーで寝床に帰り、さっと寝てしまった。



お陰で三時半には起きてしまって、早朝の散歩に出て谷地頭温泉に行く。
函館八幡宮の麓にある温泉は六時から開いている。
朝風呂を決め込んで五時からやってるパン屋のカレーパンと牛乳。



そしてまた夜が来て・・




イカを肴に屋台へ。



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筍に味噌で炙る。



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函館はイイナァ。
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# by doubaru | 2009-09-18 08:41
2009年 09月 07日

紙の話


紙の話である。



紙に刷った物をここ数年楽しんでいる。
蕎麦屋や鰻屋に行けば箸袋。喫茶に寄ればマッチ箱。
旅先で地図をもらい、列車では切符、である。
そういうものを大事に取って置く癖があったのだろう。知らぬうちに箱という箱に紙のものが溜まってしまう。引出しを開けると様々が飛び出してくる始末だ。そこにまた書類。連載の雑誌の表紙、あちらこちらの展覧会の案内状、切手に領収書に手紙に葉書。
うずたかく積もった紙にどうしようもない呪縛を感じる事もある。
それらを片付ける箱だの引出しだの箪笥だのを買い集めだしたのが切っ掛けで、随分といらない物も処分した。
その代わりと言ってはなんだが、馴染みの店や旅した事のある場所の地図を集め出したのだ。

元々昭和の風情を残した物が好きだから、そこに目を遣るとこれが結構楽しかった。
ここ最近で一番のお気に入りは此れ。


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赤穂の隣町、龍野にある揖保。そこの素麺、揖保の糸の箱詰めである。
そのラベルの実に凝ったデザインが感心させられる。 実際そこには検査済みだの登録商標だの兵庫県の何たらや播州の何たらとしか書いてはいないのだが、その脇を龍が二匹でかためたり雲が浮かび真っ赤な差し色で豪華になる。

また赤穂の青木酒店で買い求めた梅酒もこの通り。
滋養というのと、plum wineなどとあらためて書かれるとなるほどと思う事もある。


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ラベルというのはどんどんと進化や変化をしていく様で、龍野にあるヒガシマル醤油の資料館にはその遍歴が展示されており、時代を表していた。
酒などはその最たるもので、次々と取って代わっていくのだろう。
こちらは故郷富山の酒、立山のラベルである。
見慣れた絵柄は矢張り郷愁を誘う。


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それに比べて神社で戴いてくる紙ものは非常にシンプルで、美しい。
潔い白と黒と紅。
天と地、右と左、表と裏。


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だから人にもスッと届く。




富山と言えば、売薬さんだ。
全国に大きな荷物を担ぎ、旅をしてまわる。
最先端のダイレクトセリングで、語り部なんである。
その箱をいくつか使っているが重宝していて、文房具に蒐集した地図や袋、
手紙に我楽多・・エトセトラ
これらは大概が桐箱だが、箱自体が紙製というのも珍しくはない。
こいつが桐箱で、


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こっちが紙箱。
トンプクもムヒもほとんどが富山製なのだ。


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手紙を書くにもこんな封筒がある。
もう切手付きで、中に字が書けて、
折って貼るだけ。これで手紙が送れる。


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そういえば、
このブログの見出しの写真もまた、紙のコレクションだった。
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# by doubaru | 2009-09-07 04:54
2009年 08月 22日

鰻年中

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浦和に暮らすとこういうことになる。
昔から中山道の宿場町で、旅館料亭が多かった。
見沼の大用水もあったことから鰻、川魚料理の店が本当に多い。

富山生まれの僕は魚と言えば刺身か塩焼きくらいで、開きだの一夜干しだの鰻や鯉を食べるなんて
聞いた事もなかった。
今となってはどこでも何でも食べられる世の中だが、子どもの頃まではまだ地の物という暮らしだった。
ただ、浦和に越して来て鰻には驚いた。
こんな美味しいものがあるのかと、それこそしょっちゅう食べていた。
とは言え、そんなに裕福だったと言う訳ではなく、安かったらしい。
今でも鰻重1100円というのもあるし、800円のうな丼もある。その頃は450円の鰻屋の弁当も歩いてすぐのところにあった。


それでも、身近には鰻は食べれないと言う人も多い。
ああもったいないなぁとは思うけれども、これでこっちの分け前も増える!とは大袈裟か。


それでも鰻は好物。
蕎麦、鰻、一夜干しは関東に住んで戴いた大事な恩恵である。
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# by doubaru | 2009-08-22 01:27
2009年 08月 09日

カフェマキアート

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 巷は暑い夏の様ですが、こちらは軽井沢にいます。
涼しいを通り越して寒いと思う様な時もある。そんな時に温かい珈琲。
珈琲は自分でいれるのも良いけれど、店に入って出してもらうのも気分が良いね。
 最近はいろんな珈琲があります。豆だってなんだってある。世界中から豆が集まるんだから日本人なんてみんなグルメみたい。そこにまたミルクを泡立てて乗っけたり、キャラメルだのバニラだの味付けをする。
 このマキアートもそういうひとつで、エスプレッソに泡立てミルクが乗っている。
それをまたなんか道具を使って柄を描くんです。竹串でも使ってんのかな?
それがまた細かい。ミルクの部分をすっとやると下の珈琲が混ざって柄ができるって訳です。

 子どもの頃、叔母が珈琲専門店をやっていて、店の様子がなんとも言えず好きだった。
店も最初の頃は、入口のドアのガラスに豆がぎっしり入ってるようなのがあって、カウンターで新聞を読んでる常連さんはいつもコロンビア、ミルク無し、スプーン無し。隣の金物屋のおじさんはマンデリンのミルク無しのスプーン付きとか、叔母に色々教えられたものです。
 その頃はサイフォンで、コポコポとお湯が珈琲の粉を押し上げてくる様が面白かった。
それをジッと見ていてやおら木のヘラで掻き混ぜる。そういうのばかりを眺めながら、ああ、こういう商売もあるんだなぁと子どもながらに思ってました。
それからは、高校時代も大学時代も喫茶店に入り浸りで、もう二十年以上も通った馴染みも何軒かあります。
 高校は文京区は千駄木にありましたから、千代田線に乗ってお茶の水まで出てって神保町まで歩く、古本屋を物色して「さぼうる」へ。戦利品を眺めます。
去年の暮れだったか、さぼうるに入ったら窓辺で筑紫哲也さんがひとりで軽い夕飯を食べていた。
その直ぐ後くらいだったかなぁ、亡くなったのは。
他にも数店の贔屓がありますが、まあどれも隠れ家みたいな渋い店で、どうして若い時からこんな薄暗い穴蔵めいた処が好きだったんだろう?と首を傾げたくなります。蕎麦屋は明るくてこざっぱりした処。喫茶は人知れずな暗闇と様式美のように思ってたんでしょうね。
 旅のおかげで全国あちこちに気に入った喫茶があります。山鹿にはタオ珈琲店、富山にはMaybe、京都には進々堂にフランソア、沖縄には可否館などと様々あって面白い。

 おや、珈琲の話だと止まらなくなりますからこの辺で。
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# by doubaru | 2009-08-09 16:21