月ノ宮

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2009年 10月 03日

皮膚

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アイヌの資料館で動物の革で作ったカヌーを見た。
鹿の皮だろうか?
相当に大きく、三人を乗せる座が用意されている。
最近のカヌーでもこんな長いものもないだろう。
豊かな、堰も護岸もダムもない緩やかな水の流れを思い浮かべてみる。
時として水が氾濫したとしても、水際に家を建てていなければただ水はいずれ引くのだ。
魚と虫と鳥と熊と鹿と、そしてもっともっと多くの水を必要とする生物が水に集まり共生する。
鳥は虫を捕り、熊は魚や木の実を獲り、人は鹿や熊を獲る。
そのバランスを見ながら、体感しながらずっと暮らしてきたそのカタチがその舟にはあった。
動物の皮膚が姿を変え、余すところなく暮らしに根ざす。

さて、自分は何を獲っているだろう?
何を作って、何を暮らしに活かせているんだろうと、舟を見た。
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by doubaru | 2009-10-03 13:54


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