月ノ宮

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2010年 03月 01日

イメージ

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今年に入ってから作品の方向性がどんどん変わっているのだけれど、
何が変わったかと言えば、今まで目で見たものをスケッチしたりそこから抽出したりするという取り組みが全く無かったのに、今は写真もスケッチもたくさんやるようになった。

だから構図がより平面から立体的なものになっていると思う。
脳内で考えているものは色や素材の重ねで、2次元に限りなく近い思考だったのに対し、距離をあらかじめ考えて想像していく方法がまるで違ってきている。

今の制作に於いてのそれは「線」だ。
上図のように電線が見える。電線は空間を切り取る境界ラインではなく、あるのに区切らない存在そのもので、それでいてそれ以上の存在にもなり得ないような無意識と意識の狭間みたいなもの。



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そして「蟻」。昆虫には様々な見えないディティールが隠されている。
隠されてはいないのだが認識されていない。いや、見ていないだけなのだ。
日常的に見ないもの。観察しないもの。
落ちた髪の毛。雑草。路傍の石。内部にある骨。
行列の蟻を、集合体としての蟻と認識しても個体として取り扱う事はほとんどない。
駆除するとしても集合体として駆除するから、何匹かの個体が生き残っていても数えたり駆除し直したりしない。
個体として見る。
手足や触角など、部分的デザインとして見る。
これからそこに注目していきたい。



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by doubaru | 2010-03-01 13:07


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